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チンパンジー言語訓練ブログ

このブログは私(チンパンジー)の言語訓練に用いられます。

C2CからC/C2C/Cへ ~クリエイターズムーブメント~

C2C(consumer to consumer)からC/C2C/C(creator/consumer to consumer/creator)へ

民泊やメルカリのように、消費者(consumer)と消費者で財を取引するc2cの発展は近年目覚ましい。その市場規模は日本で何兆円だったかを超えているとされるという新聞記事も読んだ。スマートフォンの普及などの理由で急速に発展するc2cだが、そのc(consumer)が持ちつつある一つの面に注目しなければならないと私は思う。c(consumer)のcreator化である。

消費者は、ただの消費者であることをやめようとしている、やめられる時代が近いと私は思う。その良い例は、kindle ダイレクトパブリッシングや、ミンネである(メルカリでもミンネのようにハンドメイドを売る動きがある)。スマートフォンが普及する以前から、消費者のクリエイター化はインターネットの普及によって進められてきた(例を挙げればキリがないが、インターネット上で合法に利用できるコンテンツのほとんどは、消費者がクリエイターとなって作られたものではないだろうか)。しかしそれは、無料のコンテンツ内での事が多かった。しかしながら近年、そこにお金が絡む流れが大きくなっているように思う。消費者と消費者が無料でコンテンツを互いに創作して楽しむのであれば、それは流通とは(多分)呼ばないだろうが、そこにお金の取引が発生するのであれば、それは立派な流通である。

youtuberもいい例である。今まで趣味で投稿していた動画がお金を生むようになっている。お金を得られているという時点で、彼らは立派なクリエイターなのであり、素人ではなく消費者を兼ねたプロなのである。お金を得られているということは、実際的に彼らはテレビに出る芸人と区別ができないのである。異なる部分は、テレビに出る芸人は、テレビ局やテレビ制作会社を消費者との間に挟んでいるが、youtuberはそれらを挟まずに、かなり直接的に消費者へエンタテイメントのサービスを届けているという点である。テレビの人気が下がり、代わりにyoutuberの挙げた動画が人気を得ているのだとすれば、それはエンタテイメントのc(creator/consumer)2c化が進んでいると言えると私は思う。

今まで無料で互いに楽しみ合うだけであった消費者の創作に、お金の取引が絡むようにまでなった原因は一体なんだろうか。まず一つは、c(consumer)2cの普及、二つ目に普及によって決算が簡単かつ容易になったというところがあるのではないかと思う。そして三つめは、人間の創作活動の手助けをするツールの発展が進み、ついには趣味で創作したもののクオリティがお金と交換できるレベルにまで上がってしまったというのがある(もしくはそうなる)と思う(この要因によって創作者が増えている側面も大きいのではないだろうか)。

三つめは、特にこれから大きくなっていくと私は思う。人間の創作を手助けするツールの発展は、これから勢いを持つ分野ではないかと思う。AIの実用化や、3Dプリンターの普及などは、間違いなく消費者のクリエイター化を促すはずだ。そうなれば、消費者の総クリエイターも近いのではないだろうか。C/C2C/Cの後ろのC/Cはそういった総クリエイター化の意味である。

しかし、C/C2C/Cの流れは、長くは続かないと私は思う。正確に言えば、お金の取引を伴うC/C2C/Cは拡大し続けるとは思えない。と、言うのも、お金を払わなければ手に入らないものが現在急速に減っているのである。例えば同人誌。コミックマーケットで大規模な市場が開かれているが、そのデータは残念なことに買わなくとも簡単に手に入ってしまう。小説、漫画、映画、テレビ番組、音楽、アニメ、ゲームソフトですらそうである。データにできる物はほとんどなんでも無料で手に入ってしまうのが今の世である。3Dプリンターの登場で、立体物すら例外ではない。そのうち電子機器の設計データから電子機器を作る3Dプリンターも登場するかもしれない。もちろん、これは違法なのだが、実際問題としてこれが現状であり、環境といってもいいと思う。環境というのはつまり、その状態を改善するよりも、その状態に適応した方が(コストなどの面で)よいのではないだろうかという意味である。

C/C、消費者兼クリエイターが作ったものに関わらず、データにできる物を売るというのは厳しくなっていくと思う。それを防ごうにも、防ぐのにコストがかかりすぎてしまえば、創造物は高価になってしまい、無料で公開されているものへ流出するだけではないだろうか。そもそも、現在ですらまともに防げていないのにこれから防げるようになるのか。

お金の取引を伴うC/C2C/Cの流れは、これから熱くなっていくだろうが、しばらく後、データにできない財を除いて、また今までのようなお金の取引を伴わない物へ戻っていくだろう。ただし、クオリティが大きく上がった状態で、そして、今まで有料であった同種のコンテンツを道連れにして….である。

(このブログは私の言語訓練に用いられます)