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チンパンジー言語訓練ブログ

このブログは私(チンパンジー)の言語訓練に用いられます。

けものフレンズを影から支えた「海賊」(中) ~スロースターター~

(けものフレンズを影から支えた「海賊」(上) ~バイラルマーケティングの証明~の続きです)

 

しかしこのバイラルマーケティングをアニメで行う場合、一つ大きな弱点があるのだ。

その弱点とは、話題は多くの場合、アニメが始まってしばらくしてから沸騰するものであるという点である。話題とはある時爆発的に沸騰するものではなく、広がるのにある程度の時間を要するのだ。つまり話題の温度は、二次関数と同じような曲線を描く。ねずみ講のように感染が広がっていくと考えれば、しっくりくるだろう。

これを良く言えば、一度話題になると時間がたつにつれ、そこからどんどん大きくなる。悪く言えば、序盤という一番話題になって欲しいタイミングで、バイラルマーケティングは最大の効力を発揮しないのだ。

(放送前のプロモーションで話題になれば話は別だが、前期のアニメがまだ終わっていないのに、話題にしてもらうのは相当難しい。その上プロモーションにはどのアニメも力を入れるため、その中から話題にしてもらうのは至難の業だ。)

12話のアニメを6話から見ようとする人はいない。アニメを見てもらうには、どうしても1話から見てもらう必要があるのだ。つまり、3か月や6か月で終わる短期決戦で、スロースターターは通用しない。バイラルマーケティング最大の弱点はここにある。

このような弱点があるにも関わらず、ほぼウイルスの感染力だけで、けものフレンズは大成功した。それは一体なぜなのだろうか。

けものフレンズで言うと、3話4話あたりで少しずつ話題になりはじめて、折り返しの7話あたりでやっとSNSの中心的な話題となり、11話ではSNSけものフレンズで埋め尽くされたという感じだろうか。

感染は、二次関数と同じような曲線を描くため、時間がたてばたつほど、それを初めて知る人、新参が多くなる。

その新参がけものフレンズを知った時には、アニメはかなり進んでいたはずである。にもかかわらず、これだけ大きな話題になったということは、その新参たちがアニメをテレビ放送ではない何らかの形で全話見たとみて間違いないだろう。

一体どうやって?

ニコニコ動画?いや、あれは一週間の間しか無料じゃない。流行っているが面白いかは未知数なアニメにお金を払う人がいるだろうか。そんな人はごく少数だ。

ニコニコ生放送?確かにあれで初めて見たという人もいただろうが、それだけで説明がつくとは到底思えない。

答えはそう、「海賊」だ。

 

(けものフレンズを影から支えた「海賊」(下) ~海賊版のパラドックス~へ続きます)

(このブログは私の言語訓練に用いられます)