チンパンジー言語訓練ブログ

このブログは私(チンパンジー)の言語訓練に用いられます。@chimp_liuwusi

履修を抽選で落とす追手門大学と、OCWで講義や教材を公開するMIT

この差は一体なんなんだ...

 

追手門大学については少し前に話題になった。私も噂でちらと聞いた。本当に落ちているらしい。幸いにも講義が数個しか履修できないという事は無かったようだが、空きコマがたくさんある状態らしい。高い学費を払っているのに、受けたい講義も受けられないというのは、ちょっとかわいそうだ。

世の中にはyoutubeなりがたくさんあるのに、わざわざ大学という施設で学習することを未だに義務づけているというのは、どうにも後進的すぎやしないだろか。どうせホールのような大きい講義場で授業を行うのだから、わざわざ大学に出向くメリットが無い。

これはどんな大学にも言えると思うが、動画にすればいいとか、本で読めばいいじゃんと、堀江貴文氏に言われそうな講義が余りにも多すぎないか。(そのクセ出席を取っていたりしたら矛盾もここに極まれり。)大学の先生方は、堀江貴文氏にそう言われないような講義にするように努力すべきである。

どうあがいても堀江貴文氏にそう言われる授業にしかならないなら、それはわざわざ大学の講義ですべき授業ではない。本でいい。大学生は自発的に勉強しないから講義が必要だと言うのなら、大学生に対して余りにも過保護だ。過保護すぎる。それは真面目に学ぼうとする大学生に対しては、侮辱的態度でもある。(本でいいことに貴重な時間を使わせるのが特に侮辱的だ。大学教員なら機会費用という言葉くらい知っているだろうに。)

話が少しそれた。さて、追手門大学が場所(及び金儲け)という縛りに囚われる一方で、講義やその資料を本当に動画やpdfデータなどにして、しかも無料で公に公開する動きもある。その動きはオープンコースウェアと呼ばれている。

オープンコースウェア - Wikipedia

特にマサチューセッツ工科大学(MIT)は、データにできるものはほぼ全てデータにして公開していると思う。これは大変な社会貢献だ。同時に、お金を払って大学へ通う学生たちに、データにできない何かを提供しようとする教員たちの決意表明であるとも言えよう。

MITはyoutubeで講義を公開している。

調べてみると日本の大学でもこの動きがあるようでうれしくなった。東京大学大阪大学、そして京都大学(京都大学教員F氏の件で京大のイメージは悪いものだったがこれを知って回復した)もOCWに取り組んでいるらしい。

しかし、便利なOCWと不便な大学の講義では、決定的に異なる点がある。

単位がもらえるかどうかだ。自分でいくら学習したとしても、それを大学は基本的には評価しない(資格などで単位認定する大学もあると思うが)。また、社会も同様に評価しないというのが実情だろう。

教育が開かれたものになりつつあるのはいいが、それによって得られた能力を評価するシステムがまだ整備されていないのだ。

この問題への対策として、「オープンバッジ」というものがある。

オープンバッジ入門 | オープンバッジ ヘルプ

大金を払って単位だけ取れば手に入る大学卒業証書は評価の対象になって、オープンな教材を利用した個人の学習が評価されないというのは健全ではない。この調子では、格差は広がるばかりだし、能力のある人がそれを発揮できる場所で働けない事による社会的損失も大きくなってしまうだろう。

だからこそ能力の評価を公正でオープンなものにしなければならない。というのがオープンバッジの目指す理想であると思われる。

もっとも、大学卒業よりも入学の方が難しい上に、大卒至上主義、おまけに終身雇用年功賃金が大好きな日本は、その理想から最も遠い国なのだが(さらにおまけに教育の無償化も進んでいない。麻雀はしないが、これを役満と呼ぶのは知っている)。

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