チンパンジー言語訓練ブログ

このブログは私(チンパンジー)の言語訓練に用いられます。@chimp_liuwusi

同人をオープンソースにするということ(上) ~オープンソース、オープンイノベーションとは~

日本では同人と呼ばれる二次創作が盛んだが、同人はオープンソース、またオープンイノベーションと相性がいいのでは?と思い、この記事を書くことにした。オープンソース、オープンイノベーションとは何ぞや?を軽く説明したのち、私がイメージできる範囲での、想像上の具体例を挙げようと思う。

 

オープンソース - Wikipedia

オープンソースとは、「ソースコード」を無償で公開することである。

そしてソースコードとは、アプリやゲームなどのソフトウェアを動かすプログラムの文字列のことである。

例えるなら、料理のレシピだったり、家具の設計図のようなものだ。そのデータさえあれば、自分で同じものを作ることや、さらに自分風にアレンジを加えることができる。

料理の例で考えてみると、レシピが無ければ同じ料理は作れないし、もちろん自分で隠し味や分量をアレンジすることもできない。レシピがあってそれらは初めて可能になる。

 

オープンソースを行うことによって、人々は主に以下のようなことができるようになる。

ソースコード(知的財産)を無料で手に入れる

ソースコードを用いて作ったものを利用する

ソースコードを無限にコピー、シェアする

ソースコードを自分好みにいじって新しいものを作る

⑤自分がいじったコードをコピー、シェアする

 

さて、このオープンソースなのだが、これを進んでやろうという企業はあまり多くない。

アプリやゲームなどのソフトウェアでオープンソースをしてしまうと、無料で無限にコピーできるようになるため、ソフトウェアを売るという事ができなくなってしまうからだ。ソフトウェア以外でも、例えばラーメン屋はスープのレシピを公開しないし、家具屋は家具の設計図を公開しないだろう。そんな事をしたら同じものをそれぞれで作られて商売あがったりだ。

オープンソースとは知的財産権の放棄に近い。知的財産を売るゲーム会社やラーメン屋、その他多くの企業とは相容れないものである。

 

オープンイノベーション - Wikipedia

では次に、オープンイノベーションについて説明する。

オープンイノベーションとは、従来企業の中で機密裏に行われてきた研究開発を、会社の外のいろんな人(大学など)と協力して行おうという試みである。

会社の外の人間と協力する以上、研究開発の成果である知的財産(企業秘密)をある程度オープンにしなければならないため、なかなか難しい試みでもある。特に、ほとんど知的財産権で食っているような企業秘密立国日本でオープンイノベーションを行うのはかなり難しい。

 

オープンイノベーションのメリットは、会社の中だけでなく外の頭脳にも協力してもらえるため、単純に研究開発のスピードが早かったり、コストが安く済んだり、会社の中からでは見えない視点やアイデアを取り入れることができるという部分だ。

 

このオープンイノベーションだが、オープンソースととても相性がいい。

オープンソースを行うと、ソースコード(設計図、レシピ)を誰でも自由に改良することができる。もしコードをインターネットで公開すれば、世界中の人がそれを行えるのだ。

そして誰かが改良したコード(改)をまたインターネットで公開すればどうなる?そのコード(改)を他の誰かがまた、より良く改良してコード(改ver.2)を公開するはずだ。

このような連鎖によって、ソースコードは凄まじいスピードで改良されていく。研究開発を世界中のみんなで協力して行っているのだ。

 

オープンソースを用いたオープンイノベーションは私の感覚で言うと、最も基本的な、最も純粋なオープンイノベーションである。私は個人的にこれを、オープンソース的オープンイノベーションと呼んでいる(他のパターンのオープンイノベーションは、産学連携的とか、消費者参加的などと呼んでいる)。世の中には、「オープンソースイノベーション」という言葉を使う人もいるようだが、多分同じ意味ではないかと思う。

 

 

とまあこんな感じである。

オープンソースとオープンイノベーションの欠点は、収益を得るのが難しい、また、そこにお金が絡むとギクシャクして上手くいきにくいという点である。

逆に言えば、収益を得るのを諦めればかなりうまくいくし、多分最強である。

 

む?そう言えば、オープンソースと同じように、誰かの創造の上に自分の創造を付け足すパターンの創作があったような…おまけに収益を得ることが禁止されることが多い創作があったような…

 

そう、二次創作。同人だ。

(例えば、けものフレンズの二次創作ガイドラインでは、高い営利性が無いと判断できる範囲での二次創作が許されている。【けものフレンズの二次創作ガイドラインについて③】)

 

(同人をオープンソースにするということ(下) ~二次創作という可能性~ へ続きます) 

(このブログは私の言語訓練に用いられます)