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チンパンジー言語訓練ブログ

このブログは私(チンパンジー)の言語訓練に用いられます。

同人をオープンソースにするということ(下) ~二次創作という可能性~

(同人をオープンソースにするということ(上) ~オープンソース、オープンイノベーションとは~ の続きです)

 

そう、二次創作。同人だ。

(例えば、けものフレンズの二次創作ガイドラインでは、高い営利性が無いと判断できる範囲での二次創作が許されている。【けものフレンズの二次創作ガイドラインについて③】)

 

オープンソースイノベーションのメカニズムを同人に持ち込むことは可能かもしれない。せっかくなのでけものフレンズで例を挙げていこうかと思う。

 

まず二次創作オープンソースの実例を挙げてみる。

【けものフレンズ】助手と博士のペーパークラフトを作ってみた by ムウミン 作ってみた/動画 - ニコニコ動画

博士と助手のペーパークラフトだ。ラッキービーストもある。

制作者のムウミン氏は、ペーパークラフトのデータをPDFで「無償で」公開している。

これこそ、THEオープンソースだ。つまり、無料で手に入れること、シェアすること、自分好みに改良(二次利用)することができる。例えば、似たようなシルエットのフレンズをこのデータを用いて作る、胴体部分だけを流用して別のフレンズver.を作るなどといったことが可能だ。二次創作から生まれた三次創作という感じだ。

(ただ、自分で改良したデータを再配布していいかといったあたりは、権利関係が明記されていないので何とも言えない。)

 

このペーパークラフトがもしクローズドだったら、どのような感じだっただろうか。

データを公開せずに、紙に印刷したもの、もしくはデータとして売っていただろう。もちろんその場合シェアは許されないし、データの改良、二次利用はできなかっただろう。

ペーパークラフトを売ったお金は手に入るが、ここまで広まることはなかっただろうし、このペーパークラフト二次利用して新たに作品が生まれることもなかった。

つまり、収益を捨てることによって、「作品がより広まること」と「派生作品の可能性」を手に入れたという格好になる。これがオープンソースだ。「二次創作の二次創作」を強力にサポートする。

 

適当に探してみたが、実際にオープンソースになっている二次創作はペーパークラフトくらいだろうか....

 という訳で、ここからは私の「これがオープンソースになったらこうなるのになあ」という妄想の具体例を挙げてみる。

 

例えば私がアライさんのフィギュアを作ったとしよう。そのフィギュアを3Dスキャナーでスキャンして、その3Dデータを公開したらどうなるだろうか。

まず初めに、私はそのフィギュアを量産して売り、お金を稼ぐことがほぼ不可能になる。3Dデータを公開すれば3Dプリンターで出力が可能になるからだ。私から買わなくても、家庭にある3Dプリンターや、出力委託サービスで出力すればいい。

その代わり私のフィギュアは、データをクローズドにして売る時よりもずっと広まるだろう。

そして、派生作品の可能性を得ることもできる。

私のフィギュアの出来はあまりよくなかったのだが、無料で広まったことにより、偶然3D造形が上手い人の目に留まった。彼は私の作品を修正してもっと素晴らしいものにしてくれた。という可能性。

より素晴らしくなったアライさんのフィギュアを見てさらに磨きをかける修正が加わる可能性。そのデータを編集して、カープのヘルメットとユニフォームを着用したカープアライさんが作られる可能性。アライさんの3Dデータを元にして他のフレンズのフィギュアが作られる可能性。

そういった可能性を得ることができるのだ。オープンにすることによって、自分一人では成し遂げられなかったことを成し遂げることができるのだ。

 

例えば私が、かばんちゃんたちが新しいちほーを冒険するRPGを作ったとしよう。そのゲームのソースコードを公開することで一体何が起こるのか?

3D同人アニメのソースコードを公開したら?イラストは?工作は?

 

ソースコード、設計図や制作の手引きなどを公開することで、あなたの作品はどれだけ大きなインパクトを世界に与えるだろうか?

 

けものフレンズの場合は収益化することが禁止されているため、オープンソース化するデメリットはほとんどない。

だから、オープンにすることで何が起こるのかを少しでいいから想像してみて欲しいのだ。

 

日本の二次創作の規模は間違いなく世界最大だ。もしそれらがオープンソース化しはじめたらどうなるのか。言い換えると、ばらばらだったクリエイターがまとまって協力を始めたら、一体何が起こるのか。

私は、想像しただけでワクワクが止まらないのだ。

(このブログは私の言語訓練に用いられます)