チンパンジー言語訓練ブログ

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漫画村は環境。クラウドファンディングで適応せよ!①

最初に要約

このインターネットの環境下、本や電子書籍を売るという、旧来の漫画の売り方はもう厳しい。

この環境下でクリエイターと客がまともに交渉するには、「まだ存在していない、まだ制作していない漫画」を売るしかない。

「まだ制作していない漫画」を売るには、クラウドファンディングが適当であると考える。

 

 

 

漫画村プロが発表され、漫画村消えるだの、管理者捕まるだの言われてきたが、まだ消えない。それどころかますます図々しくなって元気に活動している。

また、漫画村にある漫画のデータは既にじゃぼんじゃぼんインターネット世界に放流されまくっている。

仮に漫画村が消えたとしても、第二の漫画村が出てくるだけだろう。そもそも漫画村だって第二のフリーブックスだ。

 

 

はっきり言って、本だの電子書籍だの、今まで通りのやり方で漫画を売るのはもう難しい。

 

「Information wants to be free(情報はフリーになりたがる)」という言葉がある。漫画という情報が、インターネット世界の中で広がらないようにしようというのは、そんなのはもう無理なのである。

情報は漏れる。情報は広がる。そういうものだ。それが今インターネットによってブーストされている。

これはもう、どうにも止めようがない。無理。

 

情報が広がるのは止めようがない。だったら、クリエイターのような情報を生み出す仕事ではもう食っていけないのか?

いや、それがそうでもない。情報を生み出す仕事で食っていく方法はある。このインターネットの環境下でも、「情報を売る」方法はある。

 

 

それは、「まだ存在していない情報」を売るというものである。

つまり、まだ完成していないし発表していない、ググっても出てくるはずもない情報を売ればいいのである。簡単に言えば受注生産だ。

 

 

現在、漫画は雑誌や単行本、電子書籍という形で売られている。

これは既に完成していて発表している、「漫画という情報」を大量にコピーして売っている。しかし、その「コピー」という作業がカメラやスキャナーで簡単にできるようになり、「コピーした情報」をインターネットで簡単にばら撒く事ができるので、うまくいっていない。いくはずもない。

 

例えばで、売買取引を身代金取引として考える。

米を売る時は米が人質だ。金を払わないと客は米を手に入れる事がどうしてもできない。だからこそ、客はしぶしぶ金を払う。

これが漫画本だとどうだろうか?この時人質は漫画本ではなく、その中身の情報である。

中身の情報が漏れてしまい、客が既に手に入る状態にあるなら、金を払ってもらえるワケがない。買ってもらえないのがむしろ普通だ。

つまりこのインターネットの状況下、漫画本や電子書籍という売り方は既にほぼほぼ破綻している、成り立つはずのない売り方なのである。

 

さて。

いいだろうか?取引を成立させるためには、「人質」、つまり、「金を払わないと絶対に手に入らないモノ」が必要なのである。

つまり、クリエイターが金を得るためには、「金を払わないと絶対に手に入らない情報」を売るしか他にないのである。

 

 

では、「金を払わないと絶対に手に入らない情報」とはどのような情報なのか?

それが、「まだ存在していない情報」なのである。

「まだ存在していない情報」を売る場合、クリエイターは客と対等な立場で取引ができる。

つまり、「え、お客さん、お金払ってくれないの?じゃあ情報を最初から作らないし公表もしないもんね」という交渉が成り立つのである。どうしても情報が欲しいのならば、客は金を払う他ない。

 

クリエイターが漫画などの情報を売るためには、「まだ存在していない情報」を売るしかない。ここは分かってもらえただろうか。

 

では具体的にどうやって売るのか?

身近な例でいくと、似顔絵なんかがある。あなたの似顔絵のデータは存在しないので、ググっても出てこない。だから絵師に金を払って描いてもらうしかない。

要はオーダーメイド、受注生産である。

 

しかしこれを漫画でしようとすると、少し工夫が必要だ。

なぜなら漫画は描くのに時間がかかり、たくさん金がいるからだ。また、似顔絵や依頼されて描く絵とは違い、作者のクリエイティビティがより重要で、尊重されるべきであるからだ。

 

 

ここで使えるのがクラウドファンディングである。

「まだ存在していない漫画」を売るには、クラウドファンディングが最も適当であると私は考える。

 

クラウドファンディングとは、簡単に言うと、事業を行うための資金を、たくさんの人から、少額ずつ提供してもらうというものである。

株や債券のような資金提供の場合、何百万円といった大口になってしまうが、クラウドファンディングの場合数百円程度から提供できるのだ。少額からというだけで、もちろん大口も可能だ。

クラウドファンディングでは、資金提供が実際に行われる基準、目標額がはじめに設定される。そして目標額を超えると成功となり、実際に資金提供が行われる。超えなかった場合失敗となり、資金提供は行われない。

 

漫画でクラウドファンディングを行う場合、こんな感じになると思う。

 

 

○×の大冒険

(第一話のみ体験版で公開している)

 

こんな感じの漫画を描きたいです!!

読みたい!という方は、資金提供をお願いします!!

このクラウドファンディングが成功すれば、10話まで制作、公開したいと思います!

半年をかけて10話まで書く予定です。そのため、

 

10話分の画材、ソフト代等初期投資・・・100万円

半年分の生活費・・・100万円

の、合計200万円が目標額となります!

 

どうかみなさん、よろしくお願いします!!

 

 

 

このように、漫画×クラウドファンディングという考え方は、だんだん広がってきているようだ。

例えば私がtwitterで見つけたこの投稿はドンピシャである。

 

twitter.com

 

(たまたまこれを発見して興奮してしまい、今度書こうと思っていたこの記事を今深夜に書いている次第...)

 

 

要約

このインターネットの環境下、本や電子書籍を売るという、旧来の漫画の売り方はもう厳しい。

この環境下でクリエイターと客がまともに交渉するには、「まだ存在していない、まだ制作していない漫画」を売るしかない。

「まだ制作していない漫画」を売るには、クラウドファンディングが適当であると考える。

 

 

が、このやり方で全てうまくいくかと言えば、多分そうでもない。

次回の②で、漫画×クラウドファンディングについて、自分なりにもう少し掘り下げてみようかなと思う。

今日はもう眠いので寝る。

 

 

関連記事。金を取れる情報と取れない情報について。

liuwusi.hatenablog.com